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NovelAI Diffusionがヤヴァい【2022/10/06】

こんにちは、ぽぽろん研究所です。

突然の仕様変更によるソースの修正やらガンエボのエラー落ちやらでモヤモヤがチリツモしている今日はある意味平和だと感じているこの頃です。ある大国は引くに引けない戦争に追加の戦力を徴収したり、北の国ではなけなしのお金で作ったミサイルを飛ばしてたりと、世界的に見れば自分のモヤモヤなどちっぽけなものに過ぎないと思っています。大国が顔面トランザムして核を使わないことだけは祈りたいですね。北の国は、、、何がしたいんでしょうかね。かまってほしいのかな?

そんな平和な一日の中でTwitterを眺めているとAIで生成したチノちゃんが流れてきたのです。最初は「あっチノちゃんだ」くらいで誰かが書いた二次創作だなぁくらいの気持ちだったのですが、よく見るとAIで生成しましたと書いてあって「すごっ」と思いました。さらに驚いたのが、生成時のワードが「kafu chino」だと言うのです。もう目ん玉が飛び出るかと思いました。
それについて少し調べてみるとNovel AIが最近提供を開始したサービスのNovelAI Diffusionというものだということがわかりました。NovelAI Diffusionは名前からわかる通りStable Diffusionベースの画像生成AIとなっており、2次元のイラストに特化したものとなっています。そのため、シンプルなワードだけで2次元のイラストを生成できるそうです。驚くことにキャラクター名も学習しているのか、キャラクター名で生成できるのは色々と凄いようなヤバいようなといった感じです。

ITmediaから拝借してきました

image.itmedia.co.jp

サンプルにITmediaから拾ってきたものを載せていますが、クオリティがこれまでのStable Diffusion系と比べて異次元です。これ以外にもTwitterでNovel AIで検索かけると大量に出てきます。どれもAIが作ったとは考えにくいものとなっています。

これだけのクオリティのものが手軽にかけてしまうと問題となってくるのは、絵師の仕事がなくなる問題だと思いますが、今回はそれ以上に学習元となった絵が問題となっているそうです。それもそのはず、これだけのクオリティに加えてキャラクター名からイラストを生成できるあたりを考えても、学習元のイラストに本家のイラストが入っているのは想像できると思います。そして、この学習元となったイラストが無断転載が中心になっているということが明らかとなっているのです。そのため、有料で提供しているNovelAI Diffusionは無断転載でお金儲けをしているということで、問題になっているのです。これに対し、学習元として使用されたサイトは「うちは踏み台にされただけだ。うちが制限をかけていたとしてもPixivやらTwitterやらがあるから無駄だ。」(意訳)と言っているそうです。確かにネットを漁れば確実に画像は湯水の如く採取できると思うので、採取の手間が変わる程度しか影響はないかもしれないですね。この状況でのNovelAIの動向から目が離せません。すぐに何か変化があるとは考えにくいですが。。。

最後に、NovelAIは「生成した画像について一切の責任を持たない」と言っています。それはつまり、生成物によって著作権を侵害した場合はNovelAIの責任ではなく、生成者つまりユーザが責任を負うことになるということです。最後に気をつけるべきは、開発者ではなく我々ユーザであることは覚えておきましょう。

それでは、また次回。