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女の子をワンクリックで量産【crypko】

こんにちは、ぽぽろん研究所です。今回は数日前に始まったcrypkoのβテストについて話していきたいと思います。偶然たまたま第一回目のβテストに当選したので、そのお話です。そのため今週は何も作れていません。浪費しかしない社会の害悪に成り下がってしまっていましたすいません。

crypkoとは

crypkoとは一言でいうと自動イラスト生成アプリケーションです。

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公式画像

このようなアプリケーション以前から存在し、crypkoも数年前まで一般公開されていたとのことです。以前のcrypkoについては全く知らないのですが、近しいもので高クオリティだと思うものにwaifu labsがあります。最後にwaifu labsと比較してまとめたいと思います。

waifu labsはすでに一般公開されており、無料で生成することができるので試してみてください。普通にすごいです(語彙力欠損)。結論だけで言えばcrypkoについては言葉を失うほどの出来で感激です。waifu labsをしっかり超えてきています。

waifulabs.com

waifu labsの生成については上のタブの"GENERATE"からイラストを生成できます。あとは適当にポチポチしてください。

crypkoの機能(βテスト

crypkoのイラスト生成には以下の方法があります。

  • 生成
  • 融合
  • 属性調整

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crypkoの生成オプション

crypkoではCPと呼ばれるスタミナ的なものを消費して、イラストの生成などを行います。それぞれのToolによってポイントの消費タイミングが異なり、生成の場合は生成時、属性調整の場合は画像保存時にCPが消費されます。β版ではCPは時間経過で回復する仕様となっています。現状は連続した生成などによるサーバ負荷の軽減のための機能のように感じます。今後はこの部分が課金要素になるのかどうかが気になるポイントですね。

それぞれについて詳しく見て行きます。

生成

ここではイラストを自動生成します。最も基本的な機能です。設定は特になく、生成ボタンを押すことで10体ランダムに生成されます。オプションとしては以下のポイントがあります。

  • ポーズの固定
  • イラスト範囲

ポーズの固定については特に言うことはありません。イラストの範囲とは全身を入れるか、顔のみを生成するかの選択です。顔のみの場合は生成に使用されるポイントが半分になります。

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顔のみの生成

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全身の生成(でっか。。。)

融合

ここでは、生成で自動生成した好みのイラスト2体を融合して、イラストを5体生成します。そのため、融合で生成されたイラストは生成に比べてランダム要素は少なく、ベースにしたイラストに近い絵のタッチや容姿で生成されます。イラストの生成時にCPを消費します。

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融合(上:ベースイラスト、下:生成イラスト)

この機能が個人的におすすめしたいです。生成によって自動生成されるイラストはランダム要素が多く、なかなか好みに完全一致するイラストに出会うのは困難です。後述する属性調整で好みに近づけることは可能ですが、属性調整では大きく変更することが難しいです。そこで、好みの要素を持つイラストをいくつかランダムに生成して、融合で更に好み大きく近づけていくという感じに生成するというわけです。

属性調整

属性調整では表情、肌や目の色などを調整できます。βテストでは表情や色の変更がメインとなっているように感じます。絵のタッチや容姿が大きく変化はしないものの、色や表情が変化することで、キャラクターの個性やイメージ、感情を表すことができることに気付かされます。この機能も非常に使ってみて楽しいと思った機能です。

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属性調整(左:ベース、右:調整後)

この機能がcrypkoの中でwaifu labsとは大きく違う機能だと個人的に思っています。生成後のイラストを再調整することで、足りなかったあと一歩を埋めることができる素晴らしい機能だと思います。イラストのベースを大きく変えずに細かく修正できるのはまさに職人としか言いようが無いです。

ただ、属性調整をすると変更したい場所とは別の場所が僅かに変化する場合があることが唯一の問題ですね。

個人的まとめ

まず一言、ありがとうございます!!

このクオリティでかつ高解像度でイラストを生成・保存できるのはcrypkoが初なのではと勝手に思っています。当然自動生成なので、全部が不自然さのないイラストかと言われるとそうではないですが、左クリックを何回か押せば十分なクオリティのイラストを生成することができます。

waifu labsと比較すると大きな違いは全身像の生成と高画質出力ができることだと思います。waifu labsでは首から上のみの生成で保存は400x400となっています。一方でcrypkoの場合、全身像なら2048x2048、顔のみでも1024x1024と非常に高解像度になっています。解像度は6倍以上です。

とはいえ、waifu labsも非常に優れており、特に生成までの手順が優秀だと思っています。crypkoの場合、ランダム要素に頼る部分が多いが、waifu labsでは最初にベースを決めて好みに修正していくという手順になっています。そのため、文字通り数クリックで好みのイラストを生成できる点では素晴らしいと思っています。

crypkoの今後の期待としては手の指の表現と人以外のオブジェクトの表現かなと思っています。使ってみて指や布のようなオブジェクトが髪などと一体化して溶けている部分が多く見られました。また、属性調整により調整外の部分の色が変化するところなど細かい部分でアップグレードの余地があるのかもしれないと感じました。言い換えると、細かい部分を気にしなければ完璧ということでもあるので、結論としては素晴らしいものをありがとうというところでしょう。あまりに完璧すぎてイラストレータの人が涙目になってないか心配になってしまいます。


今回はcrypkoのβテストに触れてきましたということで書いてみました。βテスト開始から約1週間たとうとしてますが。。。とても素晴らしいものに触れさせていただいたというのが感想です。今後のAIの発展に期待して今回は終わろうと思います。将来的にはかわいいメイドさんロボットを作ってくれることに期待します。

それでは、また次回。うーむ家の中でネタを探すのは大変だのう。