ぽぽろん研究所のサムシング

twitter:@poporon_labもよろしく

HP-A4のネジが死にかけた話

はじめに

HP-A4のオペアンプを今更ながら交換してみたいと思ったので、ネジを外そうとしたが固くなかなか回らなかったときの話です。

結論から言えば、本体裏側のネジから外すことで簡単に外すことができました。

雑談

ここは特に意味のない話です。飛ばして大丈夫です。

自分がHP-A4を買ったのは約4年前だったかと思います。その後mojoを買うまでは、ヘッドホンアンプとしてお世話になりました。以降はスピーカの音量調整兼時々ヘッドホンアンプとして使っていました。

個人的にmojoと比較すると、低域がもう少し欲しいような、なんというか、、、素のHP-A4も悪いわけではないのですが、多分飽きたのでしょうね。

そんなわけで今回オペアンプ交換してみようと思ったわけです。調べてみると、400円程度のオペアンプに変えて良くなったというレビューもあるわけで、興味本位でやってみました。

意気揚々と交換しようと思うと本体のネジが固く、なめてしまって危うくネジを潰してしまうところでした。他の方の記事を見ても、なめないように回しますとしか書いていないので、、、それができれば苦労はないのですがといった感じですね。

自分の持っている個体がたまたま背面のネジを先にとることで、他のネジが取りやすくなっただけかもしれないですが、それを資料として残しておこうと思ったわけです。

オペアンプ交換手順

本体の分解、オペアンプの交換は自己責任です。故障の原因となってしまう可能性があるので、注意して行ってください。また、メーカの保証を受けられなくなってしまう可能性があります。行う場合は注意してください。

全体の流れを先に書いておきます。

  1. 本体から電源(USBケーブル)抜く
  2. ボリュームノブと本体ネジをとり、ケースを開ける
  3. オペアンプを交換する
  4. もとに戻す

といった感じです。開けて交換するだけです。

ボリュームノブと本体のネジを外す

本体ケースを開けるために、ボリュームノブとネジを外します。

先にボリュームノブを取り外します。これを取らないと、天板が外れません。ボリュームノブはノブを引っ張れば取れます。おそらく手が滑って取れないと思うので、タオルなどの布を巻いて引っ張ると取れると思います。

その後ネジを外します。ここで外すネジは天板の4箇所、背面の2箇所(背面のネジは他にもあるので注意)、片側のサイドパネル2箇所です。サイドパネルは片側だけ取れば大丈夫です。

背面のネジについては下の写真の印の場所を外します。

f:id:poporon_lab:20211218030627j:plain

背面の取るネジの場所

このとき自分は天板のネジを最初に取ろうとしていたのですが、2箇所のネジが回らず、ネジをなめてしまっていました。諦めかけていたとき、背面のネジで練習して再度天板のネジに挑戦したところ簡単に回りました。もし天板のネジが固くて回らなかったら背面の2箇所を先に取るのもありかもしれません。個体差もあると思うので保証はしません。

f:id:poporon_lab:20211218030436j:plain

回らなかった2箇所のネジ
オペアンプを交換する

ネジとボリュームノブを外し、天板を外せたらオペアンプの交換です。オペアンプの場所は画像に乗せておきます。

f:id:poporon_lab:20211218032649j:plain

オペアンプの場所

オペアンプはICソケットに乗っているだけなので、引っ張れば取れます。しかし、意外と固いです。IC引き抜き用の工具などを使うといいと思います。(秋月で200円くらい)無理な力で引き抜くとICの足が折れたり、曲がったりする原因となってしまいます。オペアンプではないですが、PICの足を何回かダメにしたような記憶があるので、気をつけましょう。

f:id:poporon_lab:20211218181619j:plain

IC引き抜き用工具

オペアンプを抜くことができたら、交換したいオペアンプに交換します。このとき向きに注意してください。オペアンプは向きがあります。逆に向けると故障の原因となるので気をつけてください。

ICの向きはICの切り欠きや凹みのある側とICソケットの切り欠きがある側をあわせるようにするのが正しい向きです。オペアンプの拡大図の場合、左側に切り欠きがあるので、別のオペアンプを入れる場合は左側に切り欠きや凹みが来るように差し込みます。ICソケットにも切り欠きはあるので、ICソケットを見ても大丈夫です。(よく見ると基板にも向きが書いてある)

f:id:poporon_lab:20211218182720j:plain

画像の拡大図(切り欠きの向き)

新品のオペアンプは足が少し外側を向いて、ICソケットにはめにくいと思います。その場合は一度、ピンセットなどで少し内側に向けてあげると簡単にはめられます。

今回はMUSES8920とMUSES02を買って交換してみました。その時の感想はまた今度にしようと思います。

f:id:poporon_lab:20211218180448j:plain

買ってきたオペアンプ

オペアンプは秋月で買ってきました。探せばもっと安く手に入るかもしれませんが、秋月なら確実に本物だと思ったので、、、偽物と本物なんてぱっとみ区別つかないし

オペアンプを交換したら逆の手順で元に戻せば終了です。サイドパネルは最後にはめるように戻すと良いと思います。

念の為壊れてもいいイヤホンやヘッドホンで音出し確認をするといいと思います。万が一があると大変ですから。

最後に

何度も言いますが、本体を分解する行為はメーカのサポート対象外となる可能性があります。オペアンプの交換は自己責任で行ってください。

交換したからと言って、劇的に音が変化するのかと言われると頭痛が痛い。プラシーボなのではないかと言われると腹痛が痛い。

結局この辺は自己満足な世界なので、お財布と相談しながら楽しむのがいいと思います。

それではまた次回。次回は何にしよう。。。。